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部長のお仕事

機械修理で考えるスキルアップ<経験者~プロ編>

投稿日:

mechanic

どうも部長です。

今回は機械修理で考えるスキルアップの続編

素人〜経験者〜プロ、の中でも

経験者〜プロの流れについて必要かつ大切に考えていることを書きました。

素人〜経験者編については以前の記事をご覧ください。

機械修理で考えるスキルアップ<素人〜経験者編>

机上の空論にならないよう、実際に部長が現場で経験したことをもとに書いています。

事実、この考え方を持つことで部長は初心者から経験者、そしてプロへと成長することができました。

特に経験者レベルから抜け出すには時間がかかりました。

初心者〜経験者の過程で必要なことと、経験者〜プロの過程で求められることは違うにもかかわらず、そのことになかなか気づかなかったことが原因です。

ご覧になっている方が少しでも早くプロレベルへと到達できるよう、大切な考え方についてまとめてみたいと思います。

この考えは機械修理だけではなく、多くのビジネスの現場にも当てはまるものだと考えています。

 

プロになるために意識するべきこと

deep into the sea

①自分の能力への執着を捨てる

自分流でやることも大切ですが、常に自分のやり方を疑うことも大切です。

そのためには自分の考えや能力に執着していてはいけません。

世界は常に変化していると理解し、新しい考えを取り入れ試してみることが重要です。

プロであっても世の中全体から見れば、できることは限定的で所詮はその程度のものなのです。

常に学ぶ姿勢がなければ、いつのまには時代遅れの使えない技術、人間となってしまいます。

 

②人に教える

機械修理は職人の世界です。

ですので、見て覚えろ、技術を盗めなんて言われることのは日常のことです。

他のビジネスでも基本的にはそうでしょう。

ですが、それは教える側の怠慢であると考えています。

人に教えるためには細部まで理解していないといけません。

教えられないのは、基本的には能力不足だと認識するべきです。

また、人に教えることはいい意味で能力を手放していくことに繋がります。

手放せば、新たなことを取り入れる時間や余裕が生まれるものです。

 

③感覚を活用する

ここでは5感をフル活用するという意味です。

当然感覚だけに頼ってはいけませんが、論理とうまくバランスを取ることが重要です。

機械メンテであれば、目で見る以外にも、手で熱を感じ、鼻で異臭を嗅ぎ、耳で異音を聞くことでより早く、精度の高い診断が可能となります。

プロは正常な状態と異常な状態との違いを、わずかな違和感として捉えることができるものです。

 

④初速を重視する

プロほど早く終わらせます。

作業自体もそうですが、取り組むまでのスピードが早いのです。

早く始めれば余裕を持った対応もできます。

成功している人にせっかちな人が多いのは納得できます。

 

⑤とりあえず終わらせる

これは語弊があるかもしれませんが、手を抜くという意味ではありません。

同じ時間をかけるのであれば、適切な完成度で一度終わらせて、試運転をし、その後必要な箇所を手直しをする方が完成度が高くなります。

最初から完璧を求めると、十分に試運転の時間が取れなくなったり、的外れなことに時間を費やしてしまうこともあります。

ほとんどの場合で手直しや改良をすることになるので、まず終わらせることを心掛けましょう。

 

⑥行き詰まった時には無理に追わない

行き詰まった時に気合いで解決しようとすると、事態を悪化させることになりかねません。

また二度手間になることも多いので注意が必要です。

そんな時は一息つきましょう。

行き詰まった時は心身ともに消耗していることが多く、翌日に持ち越すだけでもより良いアイデアが浮かぶことが多いものです。

機械修理だと事故にも繋がるので焦りは禁物です。

 

⑦分野横断的に考える

人にはそれぞれ得意分野があります。

それを軸に考えることはいいのですが、それに傾倒しすぎると考え範囲内でしか、解決方法を見つけることができません。

特に技術の進歩は目覚ましいので違う分野に目を向ければ、実現できなかったことが簡単に達成できることもあります。

 

⑧自分がするべきことに集中する

時間は限られています。

自分でなくてもできることに取り組みすぎると、自分しかできないことができなくなります。

人のやり方が少々気に入らなくても、成果を達成している限り広い心で見守りましょう。

自分でなくてもできることは任せていくことが大切です。

 

⑨木だけでなく森をみる

細部の修理にとりかかる前に、全体を見渡しましょう。

それは会社全体だったり、世の中の動きだったりするくらい広い森です。

そうすることで自分の取り組みの意味が見えてくるはずです。

例えば、製品の納期を意識すれば、自然とスピードも意識することに繋がります。

そして、単に修理をしているのではなく、納期に間に合わせることで会社のブランドを守っているのだ、と考えるようにもなります。

森が見えていないと、たっぷりと時間をかけて修理はしたけど納期遅れを起こしてしまった、なんてことにもなりかねません。

自分のしていることの意味を考えれば、適切な判断が下せるようにもなります。

 

⑩ものも知識も整理整頓する

プロは怪我をしません。それは現場で整理整頓が行き届いているからです。

それだけでなく必要なものを必要な時にストレスなく使えるので、効率的に仕事を進めることができます。

また知識についても定期的に整理をすることが大切です。

データやノウハウなど得たものは定期的に整理しておきましょう。

そうでないと、使い捨ての知識になってしまいます。

人と共有することもできませんので、知識の整理は重要です。

 

以上、部長の経験をもとに、プロになるために大切な心構えをまとめてみました。

皆様の参考になればと思います。

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