イメージが持つ力の話をしたい。
突然だが、部長は英語をネイティヴのように話せるようになりたいと思っている。
英語学習は365日継続していることで、日本にいながらにして英語はもはや生活の一部だ。
特にリスニングに力を入れており、1時間でも英語を聞かないと落ち着かないほど。
海外にいる時に日本語が恋しくてNHKを見る、それに近い感覚がある。
部長としては毎日どころか、”いつも”英語にふれている環境に身をおいていたいのである。
しかし、なぜこんなに苦もなく、継続して続けることができているのか考えたい。
ちなみに下記のモンゴルにいた頃の部長青年のレベルはTOEIC800点を想像してほしい。
強烈なイメージに強く執着すること
部長が英語学習を続けていられるのには理由がある。
克服するべきイメージが強烈かつ明確で、それに強い執着があるからだ。
イメージ自体の良し悪しはどうであれ、強烈なイメージは意識すればするほどモチベーションを高めてくれる。
強烈なイメージは失敗から作られた
話は、今は昔、モンゴルを旅行していた頃にさかのぼる。
モンゴルといえば、草原のゲルが有名で、部長青年もゲストハウス主催の数日のツアーに参加した。
参加者全員がバックパッカーで、アメリカ、ヨーロッパ系が多くアジア人は自分だけという状況。
その頃の部長はというと、アジア人同士なら余裕で会話できる英語レベルで、かなり得意だという自負があった。
しかし、ほぼネイティヴの中に放り込まれてしまうと状況は一変。
聞くことも話すこともうまくできず、モンゴルのゲルの中で数日寝泊り、食事を共にする状況で戸惑う部長青年。
乗馬をしたり、作業をしている時は騙し騙し会話をしていたのだが、その時は訪れた。
イギリス人2人、フランス人1人(MBAホルダーで完璧な英語を話す)と酒を飲んだ。
場所は大草原のゲルの中、四人でテーブルを囲んでいる。
そこで彼らが何を話しているのか本当に理解できなかったのだ。
当然会話には参加できない。
普段であればその場にはいないであろう状況になってしまった。
しかし、ここはモンゴル、外は漆黒、完全に逃げ場がない。
イギリス人が自分に尋ねる、「何を話しているかわかってるかい?」
部長青年は、「No….」と力なく答えることしかできない。
そして自分がいないかのように会話が続いていくのだった。。。
部長のモチベーションを生み出しているのはこの時の悔しさ、不甲斐なさだ。
アジア人と話す中で、自分は英語が得意だ、というおごりがあったに違いない。
部長青年のプライドはことごとく打ち砕かれてしまったのだった。
なんだそんなことか、と思われるかもしれないが当時は本当にショックで、完全に自信喪失。
それ以来、ネイティヴと話すことに抵抗がうまれてしまったのだ。
強烈なイメージは潜在意識下で生きている
それから時は経っても、英語=モンゴルのゲルの中での出来事だった。
潜在意識下で自分を強く否定されているようなモヤモヤがずっとあった。
なぜかは分からないが、この状態は本来の自分ではないような気がしていたのだ。
説明するのは難しいが、シャワーを浴びていなくて気持ち悪い、トレーニングをサボってしまって後ろめたい、そんな感じを想像してもらえればと思う。
だから克服し、自分のあるべき姿を目指そうと思い自然と英語学習するようになったのだった。
そしてそれは今日まで続いている。
強烈なイメージの持つ力
明確なイメージは迷いや不安を一蹴する力がある。
部長の場合は、モンゴルのゲルの中であいつらと人生を語り合いたい(実際はくだらない内容だったかもしれないが)
と断言できるのでモチベーションが維持しやすい。
だからまずは明確で強烈なイメージをつくることを強く勧める。
これは部長が人生で成功しつつあると確信している数少ないことだ。
強烈なイメージを作るには
失敗した時の思い出は成功した時よりもずっと強烈なイメージを残す。
成功した人が過去の失敗を引き合いに出すのはこう考えると当然のことに思える。
だから部長も失敗を恐れず、強烈なイメージをもっと集めてみようと思う。
イメージの力で脱ワープアしてみせます。