どうもありがとう、部長です。
昨日と関連して、思考力をつけるにはどうすればいいか考えてみたいと思います。
もっとロジカルに考えたい、深い思考を身にをつけたい、と多くの人が思っていることだろうと思います。
そのための本やセミナー、スクールがたくさんあることからも関心の高さがわかりますね。
部長も例にもれず、本を読み漁ったり、セミナーに参加したりしてきました。
ちなみに部長は未経験から数年で、メカに関してはプロと呼ばれるほどになりました。
キャリア50年以上のプロからお墨付きもありますので、この分野に関しては自信もあったりします。
その一方、長年取り組んでいることでまだまだ素人の域を出ないこともあります。
その違いはどこから生まれるのか、考えてみたいと思います。
なかなか学んでいることが身につかない、そんな方の助けになればと思い書いています。
能力を深く開拓できるのは自分だけ
結論からいってしまいますと、自分の能力を深くすることは自分にしかできない、ということです。
これだと当たり前すぎるので具体的に考えていきます。
読書をする時には自分の能力を本によって高めようとします。
セミナーに参加するときは講師や参加者から何かを得ようとします。
会社での研修は先輩から仕事のやり方を教わったりしますね。
でも、しばらくすると忘れていることが多くないでしょうか。
覚えていても、身についている、習得した、というレベルに達するのはなぜか難しいものです。
もちろん忘却曲線や、記憶定着の理論からも説明することもできるでしょう。
ただ最も根本的な原因は
自分の頭で考えたことではない
ことだと言い切っていいのでは、と思います。
教わったことと自分で発見したことは別物
部長はこのように思っています。
◯教わったこと=あくまで他人事で、表面的な知識でとどまりやすい
◯発見したこと=まさに自分事で、応用可能な深い知識になりやすい
つまり、人から教わったことと自分で考えたことは思考レベルにおいて別次元であるということです。
本を読んでいる時には、比較的、自分での発見の手助けをしてくれることもあります。
ただ、学校や人から教わる時には、相手の意見を受け入れることがほとんどです。
同じことをしていても、自分でそれを見つけたのか、誰かに教えてもらったのか、
この違いは想像以上に大きいのです。
機械はプロになれたが、理科は落第レベルだった
部長は学生時代、理科が苦手でした。
化学や物理なんかは相当な時間勉強しましたが、最後まで苦手なままでした。
なぜかどれだけ時間をかけても伸びないのです。
今でも夢に見るくらいですから、相当辛かったのだと思います。
それに対して機械関係は数年でプロレベルにまで達していました。
一体その違いはどこから来るのでしょうか?
やはり、自分で考えたかどうか、でした。
化学や物理の参考書には答えがあり、そして教えてくれる人がいます。
せっかちな部長青年はすぐに答えを見ていたものです。
それに対して機械に取り組む際には、マニュアルなど参考文献が全くなく(古く特殊な機械のため)、教えてくれる人もいない状態でした。
この状態では自分の頭で考えるしかありません。
答えが正しくても間違っていても、とにかく考えるしかない状況でした。
そしていつの間にか、ごく自然に機械と向き合うことができるようになっていたのです。
実際、今までに解決できなかったメカトラブルはありません。
精密から大型まで多種多様、部品点数も多いものです。
それは受験の物理、化学よりはるかに覚えることが多いはずです。
さらには、設計や開発も行えるようにもなったので自分でもびっくりしています。
大切なのは自分で考えること
ここから学んだのは、思考を深めたい、結果を出したいなら自分で考えること。
最初は大変かもしれませんがその先に待っているものが違います。
表面をなぞるような知識ではなく、深い知恵を得ましょう。
そのために、自分で考え、取り組む、そしてまた考える。
部長は結果を早く求めるせっかちな性格ですが、
この、自分の頭で考え、自分で発見すること、これが思考力を深め、何かを習得する唯一の近道だったのです。
(お決まりですが、お前はワープアだろという意見はナシでよろしくです)